第十八話・魔の幻影戦士

――魔の幻影戦士――

ミドリは俺の娘だ、二度とマゾーンだなんて抜かすとぶっ殺すぞ。

キャプテン頼む、こりゃ俺の････。

下手な同情はよせ、放っておけばいい。これは機関長一人の問題だ。

あのー･･宇宙人と人間の子は宇宙人ですか、それとも人間ですか？

うーん、さてわしにも興味がある所だがね。

自分の娘ほ取り返してくるんだ。

山中艦長救出ノ目的ガ無クテモ行クノ？馬ノ首星雲ノ彼方ヘ。

そこにマゾーンの基地がある限りな。

凶と出たか

マゾーンの影が、この影は私達より他に何かを探してるんだわ。

やめろ、あれは俺達のキャプテンだ。

･･･娘のミドリだ。影じゃない、本物のミドリなんだ。

待ってくれ。撃つんなら、俺を撃ってからにしてくれ。

魔地機関長ともあろう者が、まだ目が覚めんのか。

かすり傷だなんて、相当酷くやられているじゃないか。

背中を狙われても平気のキャプテンが･･･わざと撃たれたな。

こんな物を持ってきて、一体何が狙いで。

乗組員の人数を調べに来た様だ。

人数を･･･キャプテンの他に我々四十人を？

マゾーンは父を必要としない。マゾーンは植物から生まれる。

全員死を覚悟して行ったが、私だけはお前のお陰で助かった。

ありがとうお父さん。

キャプテン、止めはこの魔地に刺さしてくれ。

脱出口は左上。