わが夢は星の彼方松本零士TV版宇宙海賊キャプテン・ハーロック→第六話・幻のマゾーン









――幻のマゾーン――











女王ラフレシア、そう言っていたわね。




残骸になったじゃないか、ほら。




これでやっと、父さんの仇が討てる。




とてつもなく古い時代から、マゾーンの先兵が地球にやって来ていて・・・

そして文字や遺跡を残したとしたら。




俺達の想像を遙かに超えた知力と科学力を備えている。




手紙?




他人から見れば、俺は馬鹿な事をしているのかもしれん。誰も望まぬ事を。




今の地球では、海はおろか

空にはこんなギラギラした太陽を見ることさえ出来ない。

2970年代の地球は、人間も自然も腐っている。




どこかで俺を見ている者がいる。

この島に帰ってきてずっと背中に視線を感じる。




触らぬ神にたたりなしじゃ。ハーロックの言うとおりにしろ。




ありがとうミーメ。きみは心のやさしい人だ。




気にする事は無い。皆孤独に人だ、このアルカディア号の連中もな。




全能なるマゾーンの偉大なる女王じゃ。




開かないわ、ゲートが開かないの。














脱出口は左上。