わが夢は星の彼方松本零士→私はエメラルダス



エメラルダスの出だし、締めくくりといえばコレ。
と言うわけで「わたしはエメラルダス・・・・」を集めてみました。







わたしはエメラルダス
無限の宇宙を
戦いながらかけぬける
不死身の女



わたしはエメラルダス
命もえつきるときまで
宇宙をさまよう無法の女



わたしは
エメラルダス
どれほどの時間
宇宙の暗黒の海を
さまよいあるいたか
もうおぼえていない・・・・・・

たぎりたつ
青春の血と夢を胸に・・・・
その昔 後にした
緑の大地も
青い大気圏の空も
はるかとおい べつの
世界にしか思えない・・・・・・
わたしはエメラルダス・・・・・



わたしはエメラルダス
わたしの故郷は
このひろい宇宙・・・・
ながれゆく旅路の果ての
どこで命がもえつきようと
悔いはない・・・・



わたしは
エメラルダス・・・・
わたしは誇りたかい女
・・・・そして
だれにもいえない
「あるもの」を
さがしもとめて
宇宙の海へ
放浪の旅へ出た
女・・・・
自由に生き
自由に
死ぬことをちかった女



わたしはエメラルダス・・・・
宇宙を旅する
孤独の女・・・・
人はいう
なぜ宇宙をさまようのかと
・・・・
それは わたしにしか
わからないことだ
わたしは わたしの夢を
他人に理解してもらおう
とは思わない・・・・



わたしは
エメラルダス・・・・
胸にひめた
その目的のために
宇宙を旅する
魔性の女・・・・



地上からながめる星の海は
くらい なにもない空間にしか
見えないが
そこは
エネルギーにみちあふれた
生きた世界だ
わたしはエメラルダス
わたしは その星の海を
旅する女・・・・



わたしは
エメラルダス
重力の鎖につながれ
地上にへばりついて
コケのように生きる
人間を理解できない



若者の心の中に
もえる想いには
不可能という
言葉はない・・・・
わたしは それを
よく知っているから
こうして宇宙を
旅しているのだ・・・・
わたしは
エメラルダス



わたしは
エメラルダス
わたしが
なにをさがして
宇宙を旅しているのか
だれも知らない
わたしは その
さがしているものの
ために 人のすむ
惑星をたずねて
あるく・・・・



宇宙という海は
自由に生きる男が
無限に野心の輪を
広げられる所・・・・
ひろげても
ひろげても
はてしのない海・・・・
私はエメラルダス
その海をわたしは
旅する・・・・



わたしはエメラルダス
その日 暗黒星
アロザウルスの
くろい大地に
おろか者たちの
くろい血が
河となって
ながれるのを
わたしは見た
わたしはエメラルダス
人の命を
もてあそぶ者を
わたしは けっして
ゆるしはしない



わたしはエメラルダス
わたしと わたしの船
クイーンエメラルダスは
この時の流れも
無にひとしい暗黒の海を
もえつきて命の燈の
消えるときまで
さまよいあるくのだ



わたしはエメラルダス
・・・・わたしが なぜ
宇宙の海をさまよう
のか その理由を
知る者はいない
知っている者が
いるとすれば
それは わたしの船
クイーンエメラルダス
号だけだ



わたしはエメラルダス
この無限の星の海で
あの二人をさがし出すことは
不可能だと考えたほうが
いいかも知れない
それでも わたしは 赤い血に
白ドクロをそめぬいた
わたしの旗をなびかせて
もえつきるときまだ
この海をさまようのだ
わたしのあとを追ってくる
海野広にも いつの日か
わたしが この海を旅する理由が
わかるにちがいない・・・・
わたしはエメラルダス・・・・
ひとり宇宙の海をいく
わたしは魔女・・・・






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